細密鉛筆画家 篠田教夫
1947年神奈川県生まれ。彩林堂画廊、ギャラリー椿などにて個展。2007年目黒区美術館「線の迷宮II―鉛筆と黒 の旋律」に出品。08年集英社新書ビジュアル版「神と仏の道を歩く」作画と監修、神田日勝記念美術館「細密画の世界」出品。10年中京大学アートギャラリーC・スクエア「鉛筆画の世界」出品。

公式ガイドブック 神と仏の道を歩く
140年の時を超えて、手を結んだ150の古社名刹。西国(近畿)の名だたる古社名刹が手を結び、「神仏和合」にもとづく新しい組織「神仏霊場会」を設立、「巡拝の道」が誕生した。参加社寺は150に及ぶ。江戸時代まで盛んに行なわれた伊勢参りや熊野詣のように、神仏を同時に崇拝していた精神風土を現代に取り戻し、末永く百年千年の規模で展開する巡礼ルートだ。本書はその巡拝の道、唯一の公式ガイドブックである。解説に加えて、篠田教夫が、みずからの作画のみならず、現代日本の鉛筆画壇の精鋭27作家を集め監修し、全社寺の姿を描き下ろした。細密鉛筆画特有の柔らかさ、精神性が、世界遺産を抱え、美しい景観の保護も目指す「神仏霊場 巡拝の道」に彩りを添えている。